■Bagdad Cafe■

バグダッドカフェのリマスター版を見た。

ひとつ。
マーティンパーの写真みたいな原色美と
カウリスマキの映画のライティングみたいに
無駄になんかの一部分だけが誇張されるみたいな
そんなツギハギ感が優しくて好きだ。
映画って色々なものが少しずつまぶされていて
2時間でおなかいっぱいになる。
活字に弱いぼくはやっぱり映画が好きだと思った。

ふたつ。
冒頭、ブレンダと旦那さんがケンカする。
男と女なんてそもそもうまくいかないようにできていて
その距離を限りなく近づけることに挑戦するのが
結婚のような気がしている。完全に二人の価値観が一致することは
決してないような気がする。同じになっちゃったら、意味がない。
対になって暮らしていくことで得られるものって何だ?
漠然とわかり始めているようで、わからない。一生考えよう。

みっつ。
モーテルには各地から集まった見ず知らずの人間たちが
同じ時間を暮らしている。まったく、知りもしなかったはずの人たちと。
たしかどっかの本で読んだことがある。
「会社勤めのサラリーマンなんて、そもそも無茶なことを要求されている。
 全く知りもしない、とくに趣味もビジョンも違う人間たちがひとつの箱に
 つめられて、同じシゴトをさせられる。うまくいくはずがない。
 だからこそ、サラリーマンは職場での人間関係に悩む人が多い。」
モーテルも会社も同じか。知りもしない人間同士が
共同生活を強いられるから、そこにはいざこざが生まれる。
言い換えれば、ドラマか。職場の泥くさーい人間関係も、立派なドラマか。

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