◇ブッダ◇

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by : 手塚治虫

「ブッダ」を読んでいる。
マンガはドラゴンボールと天才バカボンくらいしかちゃんと読んだことない。
幼い頃から、どうもフィクションを好きにならない性分だった。
RPGのゲームもほとんどやったことがない。

ニッポンは神話の国だ。

天照大神の創世からまさに手塚ワールドの現代まで、神話に溢れている。

数々のアニメーションや漫画の名作を生み続けるこの国。
間違いなくこの国の人々の根底に根ざす宗教的観念、スピリチュアルな土壌が関係している。

小熊先生の今日の話。
彼がパリで客員教授を務めていた頃、パリの本屋では
コミックとは別にローマ字で「MANGA」というコーナーが設けられていたそうだ。

マンガの独創性が世界的にも認められる大きな理由は
そのビジュアルももちろんのこと、ただ最大のポイントはそのシナリオの神話力にあると考える。

単にエンターテイメントと括られることを拒む、ストーリーの神話力。
これが決定的な要因ではないだろうか。

シナリオを生む力は、神話を生み出す力と共通する。

宗教的観念が日常生活の底に根付いている社会においてであれば
このような新たな空想上の神を生み出すことは真の神に対する冒涜に値し
表現の自由の範囲で保障されないかもしれない。

大衆の精神的な「よりどころ」とされる対象が統一されていない。
クリスマスを祝い、その6日後には初詣で両手を合わせる国民たち。

だからこそ、新しい何かを生み出すことができる。その意味で、精神的に自由だ。
有能な学生たちがとある宗教集団の幹部に。秋葉原ではコスプレ界のスターを拝む。
この様な社会の珍現象と同様な何かを感じる。

ところで

仙人になりたい。仙人という存在に妙に憧れを感じる。
鶴でも亀でもなく、鴨仙人とか。
雨の大学の池を見て、そんなことを思った。

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