◇シミュラークルとシミュレーション◇

by : Jean Baudrillard(1984)541ee4d9

昨日、ディズニーランドに足を運びました。
同行した6人ともみな眠気に耐えながら、よく頑張ったと思います、ハイ。

高校生の頃、行ったきりだった。
相変わらず不思議な空間だった。
日曜日+ハロウィンということもあって、仮想現実世界に「仮装」した人間たちがPackされてました。

今期の研究会のテーマがディズニーなので、そのフィールドワークが主な目的。
のはずが、完全に私もハイパーリアルな世界を構成する一員に取り組まれました。イクスピアリ。

ある程度の効力意識にかられながら、客観性を保って園内を歩くと頭が螺旋を巻き始めた。

ほぼ日本人でごった返す空間で、なぜかすべての標識たちは英語表記。
アドベンチャーランドのアトラクションはすべてアメリカ西部フロンティアの歴史。

行きの電車で、そういえばボードリヤールがディズニーについて書いていたことを思い出した。
帰って、昨夜ゆっくりと読んだのだが、アタマ割れた。
彼は著書 ”シミュラークルとシミュレーション”でディズニーランドについてシゴク批判的に、
こんなコトバたちを記している。

 「 人為的な境界周辺の向こう側にも、こちら側にも、
   もはや現実は存在しないことを隠す空想的な効果。 」
 「 ディズニーランドは錯綜したシミュラークルのあらゆる次元を表す完璧なモデルだ。
   それはまず錯覚と幻影の遊びだ。 <中略> 」

アウラを失った、記号たちというか。
神聖化されたディズニーの複製商品たちや、映画、コミックスたちに実在はない。
だって、あれ自体がハイパーリアルの産物だから。
この複製、シミュレーションがエンドレスな回路の中でグルグルと周り、大衆に消費を促す。
そんなものたちでいっぱいのディズニーランドという空間が、
シミュラークルの完璧なモデルだということが昨日は脳が張り裂けんとばかりに理解できた。

 「 シミュレーションは” 真 ”と” 偽 ”、” 実在 ”と” 空想 ”の差異をなしくずしにしてしまう。 」

研究会でディズニーに取り組む方々、読んでおくと良いよ。

4 Comments

  1. shogo

    オレも行ってみよう。

  2. Sung

    あなた行ってもたぶん楽しめると思うよw
    あー なんだこの空間は!みたいな。

  3. 拓未

    僕難しい本は読めません。
    そんうぉんが講義してください。

    ってかてか、もうすぐ出発よね?
    そんうぉんが一ヶ月もいないなんていやだー

  4. Sung

    いやいや、あなたこそ思いっきり消費者行動論とか難しいことしてるじゃない!
    そなたの講座聞けないのですねアタシ、パワポは生涯白地に黒字でいいです。おれ。w

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