‡ 記録 ‡vol.54

透き通った青空が綺麗だった出張先オースティンにて
空の写真をソーシャル上に投稿したところ友人から
「突然、空の写真を投稿する人には浮気の兆候があるらしい」
という、謎の疑惑をかけられた。
Sくん、あいかわらずスピリチュアルだね。面白いじゃないか。

さて、浮気の真相は置いておいて。

今回SXSWに参加してみていろんな発見があった。
大学時代のキャンパスさながら、時間が許す限り
片っ端から興味のあるカンファレンスを漁ってみた。

ぼくにとっては初めて参加するイベントだったので
経年での比較はできないものの2016年に米国が選挙で
動乱の兆しを見せた翌年2017に参加できてよかったと思う。

自分の備忘録を兼ねていくつかぼくが
注目した情報をいかに整理してみたい。

まず。
Food / Health / Style といったライフスタイル関連の
セッションが多いなという印象を持った。
テクノロジーの”使い途”こそが
ぼくたちの未来を考える上で重要なんだよ、
ということを暗示しているのだと思う。
イーロンマスクの弟のキンボールマスクが
5$レベルのヘルシーフードビジネス
始めようとしていることなんて、知らなんだ。

生活様式の話になると東洋のぼくたちにできることが
たんまりありますな、と再認識。
実際ヨガのワークショップも結構あったわけだけど
漢方/韓方のワークショップなんでないんだろうなと。
70sのカウンターカルチャー逆戻りの兆候を肌で感じた。

次に。
Ethics(倫理)についての議論もまた散見された。
AIというキーワードがあちこちで呟かれる中で
果たして人間はどこまで技術の介入を許容するのか、
という、半ば元々そういうこと心配していたひとからすれば
え??なにいまさらそんなこと言ってんだよ、、、??
と言わんばかりの倫理観を問うトピックスに
うーん、なんかアメリカっぽいな!と個人的な所感を。
これまでの議論の主体がテクノロジーに
寄りすぎていたことへの反動でしょう。
中国でCRSPR Cas9が受精卵ゲノム編集に着手したことの是非
犯罪者or非犯罪者の判別をおこなうAI技術の台頭は
実はかつてのナチス政権下でも行われた歴史的過ち、など。
改めて人間の美徳に主権を取り戻そうという流れを肌で感じた。
芸術・アートの意味がより一層重要になってくる。

最後に。
ぼくがもっとも面白かったのは”言論”に対する危機感だ。
NYtimesの編集主幹のDean Baquetは以下のような発言を残した。
「これからの2年が米国ジャーナリズムの将来を決める」

真っ当な政治議論の場ががなされていないことに
危機を覚えた男たちが開設した Crooked Media

ムスリムの女性がより自分を自由に表現できる社会を
目指して開設された Muslimgirl.com

“We make stuff that matters”を掲げる
映像プロダクション Soulpancake

自由の国ならではの市民レベルの言論の動きであり、
勇気あるアクションに心を動かされる。
Social Imapctというカテゴリはあいかわらずも健在で
横断的に、全領域をカバーしていた印象を受ける。
Social Goodということではない、社会起点の発想ということ。

学びこそが原動力だなと、今回も痛感。
いまの会社で働いてちょうど10年を迎えるこの3月。
鍛えた筋力を、開いて使って行こう。

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