♪ Don’t Think Twice, It’s All Right ♪

Freewheelinのジャケ、オフショットのこの写真が好きです。
ということで今夜はボブディランを聴きながら、少し文章を書いてみましょう。
Peter Paul and Mary 日本語歌詞付きバージョンでお送りします。

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 『くよくよするなよ』 
 詩曲:ボブ・ディラン/片桐ユズル訳

 腰をおろして考えこんだってどうにもなりゃしない
 しょうがなかったことなんだ
 腰をおろして考えこんだってどうにもなりゃしない
 いままでにわかっていないようではね
 夜明けにオンドリが鳴くとき
 窓から見てごらん ぼくはきえてるぜ
 きみのせいでぼくは旅をつづけるんだ
 くよくよしてもはじまらない、これでいいんだ

 あかりをつけてもどうにもなりゃしない
 ぼくにはあかりなんてなかったもの
 あかりをつけてもどうにもなりゃしない
 ぼくは道の暗い側にいるんだから
 でも君には何かいうとかするとかしてほしかった
 行かないでって ぼくの気持ちをかえてほしかったんだ
 ふたりはあんまりはなしもしなかったから
 くよくよしてもはじまらない、これでいいんだ

 ぼくの名まえをわめいたところでどうにもなりゃしない
 いままで一度もしなかったことだもの
 ぼくの名まえをわめいたところでどうにもなりゃしない
 もうぼくにはきこえないんだから
 道をたどりながら かんがえ おもいつづけている
 かつて女を恋した、あんたは子どもねといわれた
 ぼくは心を捧げたけれど彼女はぼくの魂をほしがった
 だけど くよくよしてもはじまらない、これでいいんだ

 あの遠い、さびしい道を、ぼくはあるいている
 どこへいくか わからない
 だけど さよならなんてことばは もったいない
 だからただこう言う 元気でね
 きみがつめたかったなんていうつもりはない
 もうちょっとやさしくしてほしかったけど しかたがない
 ぼくの貴重な時間をむだにしたようなもんだ
 けど くよくよしてもはじまらない、これでいいんだ
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未だにちょっと酒が入るとすぐにこういう歌詞に酔いしれてしまうのは
自分のケツがまだまだ青いから、ってのと
いつまでも青さを残していたい、ってな二つが相まっているからで。
無邪気な男心が見事に描かれている歌詞なので、
おそらく何歳になっても、共感してしまうのだと思う。

男のコドモ心にずっしり刺さるコトバが連ねられている歌詞を読みながら
さすがに27歳にもなるとボブディランのようには
生きていけないだろうな、と、そんな現実的な考えの方が先立つ訳で。
何がって、ともかく歌詞の格好よさはさておき、
ボブディランがこの詩を20歳の時に書いたことを知り
すでに精神的な成熟度でかなりボブディランより
自分がビハインドしてしまっていることがわかり、悲しくなるのでした。

どちらかというと、自分自身がこの曲に慰められるよりは
7歳年下の大学生の男の子が失恋をしたとき、
シレっとこのCDを棚から出して「これでも聴きなベイブ」と
そんな粋なことが言えるお兄さんになりたいと思うのでした。

現実と向き合うことを求められる20代後半というのは
がむしゃらにやりたいという想いと、地に足をつけたいという
二つの想いが入り交じり、苦悩する時期なんでしょうか。
そんな時は、それこそ風に吹かれて、ただただ時間の流れに
身を任せるというもの、無理のない生き方のような気がします。

最後に、やっぱりボブディランのバージョンを。
「ベイブ」の言い方が、大事なんだなこれ。

2 Comments

  1. Ryth

    Madmenシーズン1の最終話のテーマ、この曲なの見た?

  2. Sung

    こういうことか!http://www.youtube.com/watch?v=oAP2JMYcLrE

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